コナン映画第13作目の「漆黒の追跡者(チェイサー)」。こちらの作品は8年ぶりに黒の組織が映画に登場したことでも話題になりましたね!
黒の組織の新たなメンバーとして登場したのは、アイリッシュというコードネームを持つ男。
彼の正体は一体何者なのか。そして有能なメンバーだったのに、なぜ殺されたのか。
アイリッシュの声優やかっこいいシーンまでまとめてみたので、よかったらぜひ。
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目次
【コナン】漆黒の追跡者「アイリッシュ」の正体は?
出展:https://bibi-star.jp/posts/17045
映画「漆黒の追跡者」に登場した黒の組織のメンバー・アイリッシュは、今作のみのオリジナルキャラクターです!原作には登場していません。
【コナン】アイリッシュとピスコの関係
出展:https://bibi-star.jp/posts/17161
アイリッシュは、24巻に登場したピスコを父のように慕っていたと言っていました。
ピスコは灰原の正体を知っており、灰原をボスのところにつれていき大手柄になる予定でしたが、殺人事件の犯人であることがマスコミにバレて、ジンに殺されています。
そのことから、アイリッシュはジンを恨んでおり、ジンが工藤新一を殺し損ねたミスの証拠としてコナンをボスのところへ連れて行こうとします。
【コナン】アイリッシュはなぜ殺された?
しかし、アイリッシュは警察にすでに捕まりそうになっており、ジンはアイリッシュを撃つようキャンティに命じます。
アイリッシュは結局ピスコと同じ運命になってしまった悲劇のメンバーなのです。
急所が外れていたので、コナンは必死にアイリッシュを助けようとしますが、最後は銃で狙われたコナンをかばうようにして、背中を撃たれ、
「工藤新一…いつまでも追い続けるがいい…」
と言い残して亡くなってしまいます。アイリッシュ…原作にも登場してほしかったですね。
というか、灰原の正体を突き止めたピスコやコナンの正体を突き止めたアイリッシュをことごとく殺していくジンは、本当に組織の幹部にいていいんですかね?(笑)
こういったジンの決定的なミスが重なり、一部ではジンは実はコナンの味方なのではないか?という説も流れているほどです!
ジンの味方説について詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ↓
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【コナン】アイリッシュは有能すぎる
出典:https://kisengsippat.web.app/
敵とはいえ、人間的にとても魅力的な部分があったアイリッシュ。能力面でもかなり優れていました。
洞察力・推理力
アイリッシュは組織でコードネームを与えられるにふさわしい、高い洞察力と推理力の持ち主でした。自力でコナンが新一であることに気付いたんですからね。
アイリッシュが新一とコナンが同一人物であると疑うきっかけとなったのは、松本警視に変装して参加していた合同捜査会議だと考えられます。
そこで新一が生きていることや、コナンが事件現場でちょろちょろしていることを知ったのです。
たったそれだけのとっかかりで、あれよあれよと2人の指紋を入手して、指紋が一致することを突き止めてしまいました。
それにしても、手に入れた情報をすぐに組織に流さないところも賢いなと思いました。
今回はジンを陥れるために隠していたとはいえ、単純な人間ならこれだけの大きな情報を掴めば、すぐにボスに報告したくなるのではないでしょうか?
そのおかげでコナンも命拾いしました。
格闘能力
アイリッシュは組織の中でも稀に見る、完ぺきに鍛え上げられた肉体の持ち主でした。身長が高いうえ、引き締まった逆三角形の体だったので、かなり存在感がありましたね。
その肉体はただの飾りではなく、格闘の場面でもしっかりと能力を発揮していました。
東都タワーに一緒に来ていたすべての刑事を1人で制圧し、人間をやめたと言われるほど最強な蘭を上回るほどでしたよね。
拳銃を使っていたものの、素手だけでも蘭を圧倒させられたのではないでしょうか?
あまり肉体派の組織のメンバーは出てきていないですし、組織の中でもトップレベルに格闘技に長けていた可能性もありますね。
ジンも面と向かってはアイリッシュに歯が立たないのがわかっているから、ヘリから狙撃するという卑怯な手を使ったんでしょうね…。
統率力
アイリッシュは事件の犯人が持っていたメモリーカードを回収するため、松本警視に変装して、ほかの刑事とともに事件を追っていました。
ただの刑事ではなく、松本警視ほどの地位のある人物になりすますのは、かなり難易度の高いものだったと考えられます。
事前に松本警視の情報を頭に叩き込むだけでなく、臨機応変に警視としてどういった発言をするべきか、自分で考えていかなくてはいけないですよね。
少しでも違和感がある発言をしてしまえば、周囲の刑事に怪しいと思われかねません。
しかし、アイリッシュは最後まで怪しまれることもなく、刑事たちを仕切る役割を果たしていました。
アイリッシュ自身がもともと高い統率力を持つ人間だったのかもしれません。
【コナン】アイリッシュの声優は?
夫婦役(^^) #幹本雄之 さん #ツインピークス pic.twitter.com/nMtIJe8Djz
— 安達忍 (@minamiayahime1) September 24, 2017
アイリッシュの声優を担当したのは、幹本雄之さんです。幹本雄之さんはアーツビジョンに所属している声優さんで、多くのアニメ作品に出演しています。
幹本雄之さんが出演していたのはこういった作品です。
「スラムダンク」野間忠一郎
「ジャイアントロボ」村雨健二
「シティーハンター」の荻野俊一
幹本雄之さんが得意としているのは、熱血漢のキャラクターなのだそう。アイリッシュも自分の意志を強く持ったキャラクターでしたよね!
幹本雄之さんが名探偵コナンでほかに演じたのは、これらのキャラクターです。
アニメ24話「謎の美女記憶喪失事件」…湯田等
アニメ94話「雪女伝説殺人事件」…川田刑事
アニメ839話「天狗の声が聞こえる」…下村昌三
すべてアニオリですが、どれも懐かしいエピソードですね。アイリッシュを演じている時とどう違うか気にしながら見てみると面白いかもしれません!
【コナン】アイリッシュのかっこいいシーン
あぁー最後の最後でコナンくん庇ってもういい人かよ悪人でしょアイリッシュよぉてなる…
そしてこの顔!!ジンさん追い詰めるの好きすぎでしょこっちも好きだよその時の様子…( ´ཫ` ) pic.twitter.com/LWf7ftfl6d— こむぎ (@DBConan_Gin1994) May 27, 2019
アイリッシュが一番かっこよかったのは、やはり最後にコナンをかばったシーンではないでしょうか?あのシーンでアイリッシュに惚れるファンが多かったと思います!
組織という悪の中で生きていた人間とはいえ、アイリッシュにはアイリッシュなりの信念や目的があったはずです。
それなのに、コナンをかばい、自らの命を落としました。
あの場面、コナンを見殺しにして、自分だけどうにか逃げるという道もあったはずだと思います。最初にジンが撃った弾は、かろうじて急所を外れていたみたいですし。
ジンを陥れるため、どうにかこうにか生き延びて、工藤新一=コナンという真相をボスに伝えることもできたでしょう。
それをしなかったのは、敵である自分を必死に助けようとするコナンの姿に心を打たれたからかもしれないですね。
ベルモットも蘭と新一に命を助けられて以降、2人に特別な感情を抱くようになり、ひそかに2人を守ろうと動いています。
アイリッシュは最後、ベルモットがコナンに惚れ込むわけがわかったようなことを言っていましたよね。
あの場面で生きて帰れたら、もしかするとベルモット同様、ひそかにコナンの味方をしてくれるような存在になっていたのではないでしょうか?
【コナン】映画「漆黒の追跡者」のあらすじネタバレ
この作品は劇場版第13作目として2009年の4月に公開されました。
黒の組織が映画に登場するのは、2001年に公開された「天国へのカウントダウン」以来で、ベルモット、キャンティ、コルンが映画初登場となっております。
6人が殺害される連続殺人が起こり、現場にはすべて謎の麻雀牌が残されており、被害者の所有物の一部が犯人によって盗まれていました。
事件の捜査に取り掛かるコナンでしたが、警察に黒の組織からのスパイが潜入していることに気づきます。
黒の組織が今回の殺人事件に関わってきたのは、盗まれた所有物の中に組織のメモリーカードがあり、警察の手に渡される前に手を打とうとしていたためでした。
そのスパイはアイリッシュというコードネームで、警視庁の松本管理官に変装をしており、さらにはコナンの正体に気づいていました。
今回は事件の謎を解くというよりも黒の組織との対決がメインの作品なので、犯人の印象があまりありません。笑
ラストには東都タワーごとコナンを粉々にしようと、組織のヘリがものすごい銃弾を打ってきて、アイリッシュはそこで殺されてしまいます。
それにしても組織の戦闘能力は凄まじいですね。あんな戦争でしか使わないようなヘリ、どうやって用意したんでしょうか。
そしてコナンに攻撃されて墜落してましたけど、みんなパラシュートか何かで脱出したんでしょうか。黒の組織のそんな姿、見たくもないような気がしますが。笑
また、ジンの仲間であってもともう必要ないと思ったらすぐにためらいもなく殺してしまう冷酷さが目立っていましたね!
さすがにウォッカもそんなジンの兄貴にビックリしているようでした。黒の組織、とんでもないブラック企業です!笑
【コナン】映画「漆黒の追跡者」の感想
「漆黒の追跡者」は、久々に劇場版で黒の組織が登場ということで、最初から最後までハラハラドキドキの連続でしたね!
主なストーリーは広域にまたがる謎の連続殺人事件。各県警の刑事が勢ぞろいするという豪華な演出も見どころです。
群馬県警のへっぽこ警部である山村ミサオも登場します。やはりコイツは大事な場面でみんなの足を引っ張るという失態を犯しましたね。
しかし、警視庁で開かれた合同会議の後、「七つの子」を口ずさむなど、コナンに組織のメンバーが紛れ込んでいることを気付かせるという、重要な役割も果たしています。
ただ、このせいでネット上では山村ミサオが黒幕なんじゃないかとも噂されるようになりました。
確かに、一回プッシュ音を聞いただけで「七つの子」だとすぐに分かるのはちょっと怪しい気もしますね!
とはいえ、山村ミサオのへっぽこぶりは演技とは思えませんし、山村ミサオが黒幕の可能性は低いでしょう!
で、まさか組織のメンバーがあんなに強そうな松本管理官に変装しているなんて、びっくりでしたよね。
しかも、その松本管理官に変装していたアイリッシュが驚くほどに優秀でしたからね。ベルモットや、灰原哀の姿を見たピスコは別として、組織のメンバーが誰も気付けなかったコナンの正体に自力で気付くとは。
本編の「命がけの復活」で出てきた黒衣の騎士のカブトがこんなところに繋がるなんて予想もしなかったですよね。
最後にはジンに消されてしまうアイリッシュですが、自分のことを助けようとしたコナンに感銘を受けるなど、組織の人間にしてはなかなかいいやつでした。
組織は人の命を何とも思わない冷酷な人間の集合体というイメージですが、意外とまともな人間もいるのかもしれませんね。
事件自体も星座になぞらえていたり、麻雀牌をエレベーターの立ち位置に見立てていたりと、凝った作りになっていました。
個人的には全体を通して飽きない面白いストーリーだったなと思いました!
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は、コナン映画「漆黒の追跡者」のアイリッシュについて紹介してきました!
映画限定のキャラクターなど他にもいるので、コナンファンとしては押さえておきたい情報ですね!
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