今回は、コナン映画第26段「黒鉄の魚影(サブマリン)」のネタバレ考察を紹介していきます。
いよいよ、黒の組織に灰原哀の正体がバレてしまうという超ハラハラな作品でしたが、ベルモットが灰原側につく?という意外な展開もありました!
ネタバレありのあらすじや個人的な感想もまとめたので、映画をみて気になった点などある方はぜひみていってください。
目次
- 1 【コナン】黒鉄の魚影(サブマリン)のネタバレ考察!ベルモットの行動の意図は?
- 2 【コナン】黒鉄の魚影(サブマリン)のネタバレあらすじ
- 2.1 1.ユーロポール職員ニーナが追われる
- 2.2 2.コナン一行、八丈島へ
- 2.3 3.パシフィック・ブイに到着
- 2.4 4.老若認証システム
- 2.5 5.直美・アルジェントが拉致される
- 2.6 6.灰原哀の正体がバレる
- 2.7 7.灰原哀が拉致される
- 2.8 8.灰原哀と直美・アルジェントの関係
- 2.9 9.レオンハルトが殺害される
- 2.10 10.灰原哀を救出
- 2.11 11.ラムの登場
- 2.12 12.犯人が判明
- 2.13 13.黒鉄の魚影vsパシフィック・ブイ
- 2.14 14.赤井さん&安室さんが協力で活躍!
- 2.15 15.沈め…!!!
- 2.16 16.コナンと哀ちゃんのキス
- 2.17 17.ピンガの最後
- 2.18 18.哀ちゃんと蘭のキス!?
- 3 【コナン】黒鉄の魚影(サブマリン)のネタバレ感想
- 4 まとめ
- 5 無料で名探偵コナンの動画をみる方法
【コナン】黒鉄の魚影(サブマリン)のネタバレ考察!ベルモットの行動の意図は?
今回の映画の最大の見どころとも言える、ベルモットの”あの行動”。
映画終盤で、ベルモットからボスに「老若認証システムには欠陥があった」と報告がありました。
しかしそれは、ベルモット自らが世界各国に飛び回り、変装した姿の自分をシステムに認識させ「似ている人物をすべて照合してしまう」と見せかけたもの。
それによってボスから組織のメンバーにシステム破壊の命令が下され、結果的に灰原の正体がバレることはなくなったのですが…。
ベルモットと言えば、かねてより灰原の抹殺を試みていた人物です。
『それなのに、なぜ灰原を助けたのか…?』
という疑問が残りましたよね。
最初は「灰原がベルモットに(正体は知らない)、フサエブランド新作ブローチの整理券を譲ったから」だと思っていました。
しかしよく考えてみると、ベルモットにとってもっと重要な理由があったことに気づいたのです。
それは、工藤新一の正体を隠すという目的。
NYで命を助けられた工藤新一と毛利蘭のことは、敵対する関係にありながらも”宝物””エンジェル”と呼び、これまでも何度か2人を助けています。
老若認証システムは、灰原だけでなく姿を変えている人物全員にとって厄介なツールです。
話の流れから、あの方と呼ばれる”組織のボス”にとっても不都合があったようですが、ベルモットのあの行動の真意としては「工藤新一の正体を隠すため」ではないでしょうか。
【コナン】黒鉄の魚影(サブマリン)のネタバレあらすじ
ではまず、話のあらすじを紹介していきます。
ネタバレありの内容になるので、まだ映画を見ていない方は注意してください!
1.ユーロポール職員ニーナが追われる
出展:https://otakaranet.com/
ドイツのフランクフルトで、ある女性が追われているシーンからの始まり。
追っていたのは、黒の組織に潜入している「キール」。
追われていたのは、ユーロポール防犯ネットワークセンター職員の「ニーナ」です。
ニーナは、インターポールドイツ支部のネットワークセンターに潜り込んだピンガの姿を目撃してしまったため、組織に追われていました。
キールはニーナを逃がそうとしていて、
『せめて私に捕まって…!』
そう思ういながら逃げる彼女を引き止め、川に飛び込むよう促します。
しかしその瞬間、後ろから追ってきたジンが、キールの肩ごと打ち抜きニーナを射殺。
後ろからキールの様子を見ていたのにも関わらず、一切疑わないジンの無能説が証明されたシーンでもありました(笑)
2.コナン一行、八丈島へ
出展:https://moviewalker.jp/
一方、鈴木財閥が所有する八丈島のリゾートホテルに招待され、ホエールウォッチングに行くこととなったコナン一行。
米花デパートの福引に参加し、残念ながら1等の「ホエールウォッチング」に外れてしまったので、恒例の奥の手を使ったようです(笑)
デパートで哀ちゃんは、フサエブランド限定ブローチの整理券をゲットしますが、ちょうど券の配布が終了。
一つ後ろに並んでいたおばあさんが残念そうにしていた姿を見て、
『値段をちゃんと見てなくって、私には買えなかったから。(にっこり)』
といって、おばあさんに整理券を譲ってあげました。
後に、このおばあさんが重要人物となるので覚えておきましょう。
(この時のおばあさんの爪に注目です!)
ちなみに、フサエ・キャンベルは原作にも何度か登場しており、特に阿笠博士とのラブコメ回で有名です。
3.パシフィック・ブイに到着
出展:https://movie-architecture.com/
ホテルに到着したコナンに、「沖矢昴(赤井秀一)」から電話がきます。
ドイツでユーロポールのセンターに侵入したのは、黒の組織の「ピンガ」であるとのこと。
新たに八丈島にできた、インターポールの最新施設「パシフィック・ブイ」では、世界各国の防犯カメラの映像を視聴・利用できる模様。
そして、そのカメラ映像を駆使して利用されるのは、「老若認証システム」。
年齢や人種を超えて、同じ顔の形を持つ人物を割り出し追跡できるという優れものです。
ドイツの一件とパシフィック・ブイの話を聞いて、「今回の組織の狙いは、まさにこのパシフィック・ブイにあるのでは?」と推理するコナン。
さらに、「ピンガ」というお酒は組織のNo.2「ラム」と同じ原料を使っていることから、嫌な予感が。
ちょうどホエールウォッチングの船に乗る直前で、別船に黒田管理官と白鳥警部を見つけ、こっそりそちらの船に乗りパシフィック・ブイに潜り込みます。
老若認証システムを使えば、江戸川コナン=工藤新一であること、灰原哀=宮野志保であることがバレてしまいます。
それは犯罪者側にも言えることなので、組織がシステムを狙いに来るのは当然ですよね。
しかし、今回の組織の目的は他にもあったみたいです…。
4.老若認証システム
出展:https://movie-architecture.com/conan-black-iron-submarine
パシフィック・ブイのメインルームに案内され、運営メンバーの紹介を受けるコナンと黒田と白鳥。
- 責任者:牧野洋輔
- エンジニア:直美・アルジェント(日本&イタリアのハーフ)
- エンジニア:グレース(フランス)
- エンジニア:レオンハルト(ドイツ)
- エンジニア:エド(インド)
今回重要なシステムとなる「老若認証システム」を開発したのは、直美・アルジェントです。
幼少期に、自身が東洋系ハーフとして差別的な扱いをされたことをきっかけに、人種や性別を超えた差別のない世界を作りたいという目的で開発したそう。
ちなみに毎年、声優で犯人が分かるという意見がありましたが、今回は声優陣が豪華すぎて分からなかったみたいです(笑)
キャラクター | 担当声優 |
---|---|
牧野洋輔 | 沢村一樹 |
直美・アルジェント | 種崎敦美 |
グレース | 諏訪部順一 |
レオンハルト | 神谷浩史 |
エド | 村瀬歩 |
5.直美・アルジェントが拉致される
出展:https://otakaranet.com/
一通り、施設内のシステム等を紹介してもらったあと、エンジニア達は15分の休憩へ。
その時、直美・アルジェントがトイレで清掃員に変装して施設に潜り込んでいた「ベルモット」と「バーボン」に拉致され、海中へ消えてしまいます。
施設内から海につながるポットを開くことが可能なのは、局長の牧野洋輔とエンジニアのグレース・レオンハルト・エドの計4人。
つまり、この中に拉致した犯人の共犯者がいることになります。
6.灰原哀の正体がバレる
出展:https://otakaranet.com/
ベルモットとバーボンは、「ウォッカ」・「キール」と合流。
拉致された直美・アルジェントのネックレスがUSBになっていることに気付いたベルモットが、中身のデータを確認します。
そこにはなんと、老若認証システムにより“灰原哀=宮野志保”であることが判明したデータが入っていました…!
漆黒の特急(ミステリートレイン)でシェリーの死を偽装していたため、そのデータを見た4人は驚きます。
「シェリーが子供の姿になって生きている?」
これまで隠し通してきた、”絶対に知られてはいけない事実”が、”絶対に知られてはいけない人物”にバレてしまったのです。
ウォッカはジンにそのことを伝え、ジンは哀ちゃんも拉致するよう命じます。
同時に、組織が直美・アルジェントを拉致した理由もここで明かされました。
老若認証システムを使って、過去の防犯カメラの記録から自分たちを消すため。
自分たちにとって不都合な人物を始末できたりと、単純にパシフィック・ブイのシステムは、組織側にとっても魅力的ですしね。
7.灰原哀が拉致される
出展:https://news.yahoo.co.jp/
ジンは、哀ちゃんも拉致するようウォッカに命じましたが、ベルモット・キール・バーボンは「計画にないこと」として反対。
ウォッカは「最初からお前達と組むつもりはない」と、ピンガと実行すると言います。
一方、コナンは直美が拉致されたことも考えて灰原達にすぐに帰るよう伝え、灰原の持っている予備の追跡メガネと自分の追跡メガネ1号機を“お守り”として交換。
しかしその夜、哀ちゃんの部屋にウォッカとピンガが現れ、哀ちゃんは拉致されてしまいます。
すぐに気付いたコナンは必死で追いかけますが間に合わない…。
と、そこへ、ベランダからパジャマで裸足のまま大ジャンプ登場した蘭。
いかにも怪しい敵に怯えることなく、哀ちゃんを助けたい一心で攻撃を繰り出します。
しかし、ピンガの首に蹴りを入れ大きなアザを作ったものの、惜しくも逃げられてしまいました。
さらに、離れたところに身を潜めていた「キャンティ」が蘭を狙撃。
間一髪でコナンが蘭を押し倒して弾をよけて車の影に隠れ、コナンはすぐに博士の車に乗って哀ちゃんを乗せた車を追いかけます。
崖まで追い込んだところで、なんと敵は車のまま海にダイブ。
コナンはスケボーで崖を駆け下り、海に潜ってまで追いかけましたが、車の中にはすでに誰も乗っておらず。
代わりに、巨大な潜水艦が姿を現しました。
哀ちゃんを守れなかったコナンと博士は涙を流しながら、「灰原は俺がぜってぇ助けに行く」と強い気持ちを見せます。
メガネをかけるシーンは、ピスコが登場する24巻「黒の組織との再会」のオマージュとなっています!
ユニクロとのコラボ商品でも、このシーンが描かれていましたね。
8.灰原哀と直美・アルジェントの関係
出展:https://www.hellominju.com/
組織の潜水艦に連れて行かれた哀ちゃんは、そこで先に拉致されていた直美と会います。
直美は哀ちゃんに「志保に似ている」と話し、自分の幼少期の話をしました。
志保はイジメられていた私を助けて、代わりにイジメの標的となってしまった。
このシステムで志保を見つけて会って謝りたい。
実は、直美は子供の頃アメリカの学校に通っており、そこで哀ちゃん(宮野志保)と出会っていたんですね。
そんな話をしていると、ウォッカが監禁部屋にやってきて直美に「システムを使って組織に協力しろ」と命じます。
直美が反抗すると、ウォッカはモニターに直美の父親である「マリオ・アルジェント」の姿を映し出し、断ればどうなるか分かるよな?と脅します。
この時、別で動いていたFBIがマリオを保護しようと向かっていましたが、同意しない直美にしびれを切らした組織は早くも決断。
指示を受けた「コルン」が、マリオを狙撃したのです。
直美は、自分が作ったシステムのせいで父親が殺され泣き崩れ、この状況に酷似する過去を持つ哀ちゃんとキールも胸を痛めました。
9.レオンハルトが殺害される
出展:https://otakaranet.com/
一方パシフィック・ブイでは、哀ちゃんが拉致された時に犯人が使った逃走経路の防犯カメラを調べていました。
しかしそこには、犯人の車もそれを追っていた阿笠博士の車も映っていません。
ここで、カメラの記録が書き換えられていることに気がつきます。
そこで、エンジニアのレオンハルトは一つのログに気づきある人物の部屋に訪れました。
問いただそうと近寄ったところ、犯人に眠らされてしまいます。
メインルームでは、レオンハルトが残した自白文が見つかり、カメラ映像にコーヒーで何かの薬を流し込むレオンハルトの姿が映ります。
その後、レオンハルトは苦しみながら倒れ、現場に駆けつけると遺体が倒れていました。
10.灰原哀を救出
出展:https://mantan-web.jp/
潜水艦内では、そろそろジンが到着する模様。なんとかここから脱出したい哀ちゃんでしたが、脱出方法が分かりません。
すると、拉致された時にキールのフードの中に入れた盗聴器から、海へ出る脱出方法が事細かに聞こえてきます。
直美を連れて、その方法どおり海へ通じる部屋へたどり着いた哀ちゃん。
しかし、到着したジンがその部屋の空気圧縮レバーを引き、2人が逃げる前に殺そうとします。
そこでキールがジンの手を引き止め、「直美を殺したら、システムが使えない」「シェリーにも幼児化した方法を聞けない」などと言い説得します。
キールの機転により、2人は無事海に脱出。そこへ、博士の発明品電動モーターを使ってコナンが到着。
2人を奪還して、パシフィック・ブイに戻ります。
このシーンは、キールが大活躍でした!!
キールは哀ちゃんがフードに入れた盗聴器に気付いていたいし、拘束する時の縄もほどけやすいように結んでいました。
ジンがレバーを引きかけた時も、瞬時に止める理由を探してジンを説得。
キールが潜水艦にいなかったら、哀ちゃんは確実にやられていましたね…。
11.ラムの登場
出展:https://movie-architecture.com/
ここで、今作初となる「ラム」が登場します。
今回、黒の組織がシステムを狙った目的は、自分たちの過去の犯罪証拠を消すためでしたが、実はラムにもう一つ目的がありました。
それは、最近姿を現さないあの方の所在を調べること。
つまり、組織のNo.2であるラムでさえも、しばらくの間ボスとは顔を合わせていないということですね。
一方で、ボスと直接やり取りできるベルモットは、システムの機能を報告。
そしてボスからは「〜をつぶせ」と返事が来ました。
その後、世界各国の色々な場所で灰原と同じ顔の人物として変装し、カメラに映るベルモット。
その映像を、老若認証システムが感知し哀ちゃんと照合されたため、組織はシステムの信憑性を疑い、魚雷でパシフィック・ブイごと破壊しにかかります。
ボスからの「〜をつぶせ」というメールは、”パシフィック・ブイをつぶせ”だと思われます。
ということは、ボスは自分の居場所を誰にも知られたくない様子。No.2のラムにでさえも伝えていないようです。
老若認証システムを使えば、すぐに所在がバレてしまいますからね。
12.犯人が判明
出展:https://corosuke-anything-talk.net/
そんなことは知らないパシフィック・ブイ館内では、事件の犯人を解き明かすべく、眠りの小五郎の推理ショーが始まりました。
結論、今回の事件の犯人はエンジニアのグレースでした。
そして、その正体は哀ちゃんを拉致したピンガの変装だったのです。
レオンハルトは、哀ちゃんが拉致された時のカメラ映像を調べた時、消されたログがあることに気がついていました。
それを問いただしにグレースの部屋に向かった矢先、殺されてしまったのです。
コナンが犯人を推理できたのは、コーヒーを飲んだ後カップのふちを拭う仕草がヒントでした。
もともとグレースや直美はその仕草をしていたのですが、カメラに映ったレオンハルトもコーヒーで薬を飲んだ後同じ仕草をしていました。
この仕草は、カップについてしまった口紅を拭うための行動で、男性のレオンハルトがするのはおかしいと感じたコナン。
この映像が、「ディープフェイク」(顔だけをCGで変える技術)であると見抜き、グレースの正体が得体の知れない何者かであると推理。
また、数字の2を表す時に、親指と人差し指で数えることをフランス人であるはずのグレースが理解できなかった点も、推理の決め手でした。
- レオンハルトが、灰原拉致時の映像のログに気付く
- グレースの部屋に行き口止めのため殺される
- グレースは自身で薬を飲んで亡くなるシーンを演じる
- ディープフェイクで顔だけレオンハルトに変えて、皆の前で流す
- 男性のレオンハルトがカップを拭うのはおかしい
- ある女性がレオンハルトを演じたディープフェイク映像だと察する
- グレースはフランス人なのに、親指と人差し指で2を表すことを知らなかった
- 極め付けに、蘭から喰らった蹴りのアザが首に残っている
- グレース=ピンガであると確信!
全てがバレたピンガは、その場にいる全員を置き去りにして、メインルームから飛び出しました。
あとを追い、追い詰めたコナンでしたが、ピンガはコナンの正体が工藤新一であることに気付いているとのこと。
このことを組織に報告し、ジンのミスを報告するとともに自分も組織内での立場をあげようとしていた模様。
そのままピンガは、海中へと繋がる部屋から海へ脱出。組織の潜水艦へと向かって行きます。
本当の性別は男性であるピンガでしたが、グレースになりきろうとするあまりその癖が体に染み付いてしまったことが仇となったようですね。
13.黒鉄の魚影vsパシフィック・ブイ
出展:https://animeanime.jp/
ベルモットから老若認証システムの不正確さを報告されたジンは、
なぁにが老若認証ダァ???
とんだクソシステムじゃねぇか!!!
と怒り散らし、ラムからの指示も含めパシフィック・ブイへの攻撃を始めます。
潜水艦から魚雷を発射しますが、パシフィック・ブイからはデコイ(魚雷の標的のおとりとなるもの)が発射し、なんとか組織の攻撃をかわします。
しかし、システムを遠隔操作していたベルモットがデコイの発射口を封じ、中にいるエンジニアたちは全員避難。
14.赤井さん&安室さんが協力で活躍!
その頃コナンは、赤井さんに電話。
潜水艦のシルエットが見えれば沈められるとのことでした。
さらに、安室さんにも電話をして、今すぐ施設内の人を避難させるよう伝えると、それはもう済んでいるとのこと。(安室と黒田の公安ラインが機能)
ついでなのか、コナンは両方の通話をスピーカーにして繋げ、赤井さんと安室さんが会話。
安「その声は赤井秀一…!?」
赤「」
15.沈め…!!!
出展:https://www.fashion-press.net
コナンは博士のターボエンジで海中に潜り、潜水艦近くまでたどり着きます。
そして花火ボールで海中から潜水艦を照らし、上空に待機していた赤井さんが、
『沈め…!!!』
というセリフとともに、ロケットランチャーを発射。
攻撃は命中し、組織の潜水艦はエンジン停止。
敵に大きな傷を負わせたものの、コナンは息が続かず意識を失ってしまいました。
そこへ、コナンの動きに気付いて追いかけてきていた哀ちゃんが助けにやってきます。
花火ボールで敵の戦艦を照らし撃ち落とすというコンビネーションは、「純黒の悪夢」 でもやっていましたね。
前回の赤井さんは「堕ちろ…!!!」でしたが、今回は海中ということで、沈めていました!
どんな敵でも、どこからでも撃ち落とす本物のスナイパーです。
16.コナンと哀ちゃんのキス
出展:https://www.cinemasunshine.co.jp
溺れているコナンを見つけた哀ちゃんは、急いで人工呼吸をします。
目を覚ましたコナンは、2人で手を繋いでゆっくり上に上がろうと合図します。
しかし、自分の正体がバレてしまった(と思っている)哀ちゃんは、このまま地上に戻っても自分の居場所はない。
『私の帰る場所はもうどこにもないの。あなたといられるのはこれが最後…。
バイバイだね…江戸川コナンくん…。』
と、心の中でつぶやきます。
しかし、その様子を見たコナンは、何も問題はないと言わんばかりの表情で哀ちゃんの手を引き、上昇を続けました。
『どうしてあなたはいつもそんな顔ができるの…?
あなたは知らないでしょうけど、さっき私たち…キスしちゃったのよ…?』
哀ちゃんの心の声など気にせず、
「そんな顔してんじゃねぇよ。俺がぜってーなんとかしてやるからよ!」
と、コナンは嬉しそうに微笑みかけます。
このシーンは、今作の一番の見せ場といってもいいでしょう。
ついに、哀ちゃんのコナンに対する恋心がはっきりと描かれました。
しかし、人工呼吸とはいえ哀ちゃんとのキスに気付いていないコナン。
一方、「14番目の標的」で同じく人工呼吸として蘭とキスした時、コナンは目を覚ましそのことにも気付きました。
これが対比として、蘭の気持ちには気づき、哀ちゃんへの恋愛感情はないという意味だとすると、複雑な気持ちが込み上げてきますね。
罪な男です。
17.ピンガの最後
使い物にならなくなった潜水艦から脱出した組織メンバー。
そのことを知らないピンガは、潜水艦にたどり着き、中に入れるよう連絡をします。
しかし、ドアは開くことなく、何かを察したピンガ。
「そういうことか…。」
その瞬間、水中で組織の潜水艦が爆発し、目の前まで来ていたピンガは不気味な笑みを浮かべながら爆散。
ピンガはコナンの正体を突き止めていたので、ここで消えてくれたのは救われましたが、さすがに可哀想な最後でしたね。
18.哀ちゃんと蘭のキス!?
陸に着き海から上がろうとしていたコナンと哀ちゃん。
組織の潜水艦が爆発した衝撃で津波が押し寄せて来ます。
間一髪、コナンが哀ちゃんに襲いかかかる波をキック力増強シューズで撃破しますが、哀ちゃんは倒れたまま意識を失っている様子。
焦るコナンは哀ちゃんに駆け寄り急いで人工呼吸しようとしますが…。
哀ちゃんはコナンの人工呼吸を避けて、同じく駆けつけた蘭にキスします。
ちゃんと返したわよ。
と、心の中でつぶやきました。
新一と蘭の関係を知っていたとはいえ、なんとも切ない話ですね。
しかし、さすが哀ちゃん。大人な対応です。
【コナン】黒鉄の魚影(サブマリン)のネタバレ感想
ここからは個人的な感想を綴っていこうと思います。
今回は感動するポイントが多く、この感想を読んだ上でもう一度映画を見て頂けるとより楽しめるのではないかなと思います。
①園子の安定した姉御感
毎度、鈴木財閥のコネを使って事件が起こる旅先への切符を手にしてくる園子ですが、実は面倒見が良いお姉さんな部分が今回の映画では際立っていましたね。
子供達の面倒見が良い
ホテルについてすぐ「じゃあみんな、部屋に荷物置いて来てまたここに集合ね!」と、はしゃぐ子供たちを優しい言葉でまとめていました。
また、事件が起きて子供達だけ先に帰ることになっても、文句も言わず園子が子供達を連れて帰ってくれました。
灰原に対する優しい気遣い
そして何より、この旅は「整理券を老婆に譲ってあげた灰原に対するご褒美」と言っていたのも、さりげない優しですよね。
なぜかこれだけで泣きそうでした(笑)
②灰原の嘘のない感情
普段あまり感情を表に出さない灰原ですが、今回は様々んシーンで嘘偽りのない灰原の胸の内を覗くことができたような気がしました。
優しい心
まず、フサエブランド新商品ブローチの整理券を後ろの列に並んでいて売り切れになってしまった老婆に譲ってあげたシーン。
「値段をよく見たら、私には買えない金額だったから」という嘘までついて、見ず知らずの女性に大ファンのフサエブランドの新商品購入券を譲るとは。
本当に優しい心を持った子なんだというのが伝わって来ました。
無邪気で嬉しそうな表情
次に、組織に拉致された後コナンが助けに来てくれたシーン。
直美がコナンに対して「あなたは一体何者?」と問うと、いつものコナンの名ゼリフを決めるシーンのはずが…。
横から興奮した灰原が、まるで自分のことを語るかのような嬉しそうな顔で「探偵よ!!!」と一言。
コナンが命がけで自分を助けに来てくれたことに対する嬉しい気持ちが隠しきれておらず、本当に可愛かったです!
コナン(新一)に対する気持ち
組織から連れ戻された灰原が休憩室で休んでいる時、いつものようにコナンが何かに気づき「そこで待ってろ」と灰原に言って走り去ったシーン。
「待たせるの好きなんだから…新一くん」
こんなことを半分照れながら呟いていました。
新一くん呼びなんて、もう哀ちゃんファンは気絶してもおかしくないのでは?というほどの破壊力でした!
この辺りから、もう灰原のコナンに対する気持ちが抑えきれてなかった気がしますね。
③灰原拉致に対する周りの反応
灰原が拉致された時のみんなの反応がこの映画で一番泣けるシーンではなかったでしょうか?
一番早く反応したのは蘭だった
まず、灰原が拉致されたと気づいたのはコナンでした。
しかし、なぜかそのことにすぐに気づいた蘭はパジャマ姿のままベランダから大ジャンプして、いかにも怪しいガタイのいい男に怯えることなく戦闘開始します。
「哀ちゃんを返しなさい!!」
この一言で一気に涙がこみ上げて来ましたね。
自分の安全なんてことは一切考えず、とにかく連れて行かれてしまいそうな灰原を助けるとだけが頭にあった様子でした。
蘭の灰原に対する愛情が表れていて、超感動シーンでした。
博士にとっての灰原の存在
拉致された灰原をコナンと共に追う博士の気迫といったら、恐ろしいほどのものでしたね。
「ぶつけてでも止めたるわい!」
映画の予告にも使われていたシーンですが、蘭と同様自分のことなんて全く頭になく、いかにして灰原を助け出すかということだけが頭にあるようでした。
そして、灰原が組織に拉致されてしまい、連れ去られてしまった時の博士の涙。
心配する、崩れ落ちる、くらいなら想像できますが、号泣してましたよね。
一緒に暮らしているだけあって、灰原を我が子のように思っていることが伝わってくるシーンでした。
コナンの涙?
そして、海の中まで突っ込んで追いかけたが、惜しくも奪還しきれずに水から上がって来たコナン。
顔を伝う水が海の水か涙かは分かりませんが、コナンは作中で絶対に泣かないことで有名です。
そのコナンがもしかして泣いている!?という怪しい描写でさえ、僕にとっては号泣もんでした。
④赤井秀一と安室透の登場
今回は出番の少なかった2人ですが、それでも多くのファンを沸かせる活躍でした!
また、直接ではないものの2人がコナンを通じて電話するシーンも見所の一つでしたね。
その通話で、お互いを”ライ””バーボン”と呼んでいたのも興奮でした。
赤井秀一の活躍
組織の潜水艦を撃ち落とすため、コナンが花火ボールで水面を照らし赤井さんが射撃するシーン。
短いカットでありながらもいつものごとく大活躍して、最後に「よくやった坊や」とコナンに対する賞賛を忘れないあたり、コナンへの敬意が現れていて好感度↑でした。
安室透の暗躍
⑤キールのMVP
今作のMVPは、誰がどう見てもキール(水無怜奈)でしたね。
ジンを止めるキール
直美の父、マリオが撃たれた時のキールと灰原は、直美の気持ちが気持ちがよく分かるはずです。
同じく大切な人を失ってきた側の人間として、マリオとは一切関係はないけれど、涙を流すシーンに心を打たれました。
直美が灰原を連れて潜水艦の外に逃げる部屋へ入った時、ジンがレバーを引くのを止めたキール。
あれはキールにとっても命がけの行動でしたが、灰原を守るためと同時にマリオを撃ったことに対する組織への怒りもあったでしょう。
そう考えると、あのシーンもさらに感情移入の深度が深まりますよね。
⑥ジンのボス感&ポンコツ感
今回のジンは、同じ幹部のメンバーの中でも別格感がすごかったですね。
と、同時にポンコツムーブも多々あり、やはり安定していました(笑)
ジンの別格感
ウォッカはジンのことを”兄貴”と呼んでいますし、メンバーに指示を出すのはいつもジンです。
しかし、そもそもジンは組織の中の幹部メンバーというだけで、設定上ウォッカや他のメンバーたちと身分の違いはないはず。
それなのに今回のジンの登場は、上空からのヘリで直接潜水艦に乗り込んだり、大事な決定を個人の判断で決断したりしていました。
作中ではっきりと明言されていないだけで、やはり幹部メンバーの中でも班長的な役職を担っているのかもしれませんね。
ジンのポンコツ感
上述したように、組織にとって重要な決定を個人的な私情によって進めてしまいましたよね。
そう、ピンガの排除です。
作中ではボスから「ピンガをやれ」というような指示はなかったはずです。
ピンガを海の底へ沈めたジンの行動は、もともと関係が悪かったピンガに対する個人的な気持ちが含まれていたのではないでしょうか?
また、老若認証システムが正確でないと分かった時の「とんだクソシステムじゃねぇか!」というセリフ。
あれはもう一周回って笑えましたね(笑)
⑦灰原帰還に対する周りの反応
この時のみんなの反応も、灰原が拉致されてしまった時の反応と同じくらい感動ものでした。
エンディングの歩美ちゃん
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はコナン映画「黒鉄の魚影(サブマリン)」の感想と考察、それからネタバレありのあらすじを紹介してみました。
最終的な興行収入も歴代1位となり、100億を最初に突破したのは赤井さんでも安室さんでも灰原だったという結果に落ち着きましたね。
見所満載でファンにとっても泣けるシーンが多かった一方で、謎解き要素が薄いとか客引きのためのキャスティングが目立つという声もありました。
ただ、哀ちゃん推し自分はめちゃくちゃ楽しめました!
来年は平次とキッドということで、これまた盛り上がりそうな予感ですね!
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